半額弁当研究家

「なんでもない、ただ欲しがるやつらが争っているだけだよ」大学在学5年間に365日中363日半額弁当取得成功(内1日は元旦休業日)。半額弁当取得成功率99%を誇り、大学で半額弁当研究家として声がかかるはずがまったく声がかからずに現在にいたる半額弁当研究員の研究報告。

電子レンジ(後光が差す編)

電子レンジ、それは食品を分子やらで温めるための電化製品である。僕は大学は工学部の電気電子工学科(通称:電電)に所属していたから電子レンジの話を教授がちょいちょい話しているのを聞いていた。

そのアホ教授によると電子レンジは一般人にはもったいないほどの文明の進化の塊らしい。まあ、アホ教授の話はここまでにしよう。というか大学教授なんて生き物は正確になにかしらの欠陥がないと務まらないだろう。どうでもいい、大学教授の話なぞどうでもいいのだ。

ようは電子レンジだ。これは神が与えし究極のともしびだ。わずか2分間を彩るオレンジ色の電灯と熱。暖かいオレンジ色。霞のかかったぼやけた橙色。

 

「ガチャ!」

戦いを終えて今日も今日とて獲物を手にいれた。相変わらず暗い部屋は安心する。小さな明かりをつけて、電子レンジの前に立つ。獲物を取り出すとそれをレンジにそっと置く。2分間の時間制限を設けてオレンジのやわらかい光が弁当を照らす。暗い部屋だからこの橙色が輝ける。電子レンジのやわらかい明かりにつつまれてお弁当は再生する。